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最近は演出備忘録。
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史上最高の3D映画作家は成瀬巳喜男。
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「私ではない人」を深く理解しよう。私の四十四年はそのためにある。
わかるわかると簡単に言ってしまう人に、本当にわかってもらうのが一番難しい。なぜなら本当のことを知ってしまうのが怖いから。
雲形の移り変わりが好き。
動的な静止。静的な揺動。
揺れながら安定する。安定しながら揺れている。
それをアクションという。

映画は、はじまり、まんなか、おしまい、の三つのパートに分けられる。“はじまり”では経験と技術が、“まんなか”では即興と反射神経が必要である。“おしまい”では表現者としての人格、態度、存在そのものが露わになるだろう。
市川崑への献辞に紛れ込んだ小津擬き演出はヤレヤレだが、夕立前後の照明と操演がスゴい!
野村芳太郎。背景の監督。物語が背景によって語られる。久我美子が聞き込みをする点描では、語る人間すら背景として描かれ、主体であるはずの久我美子はマネキンのように手前に置き去りにされる。登場人物はひたすら物語を推進するための燃料として消費されるばかりだ。まるで、背景だけが語る資格を持っているかのように。
映画の中で唯一ドラマが存在しないジャンルが「ホラー」。
福本さんがフィックスに近い画ばかり撮っていて驚いた。
とはいえ確認しないと三脚を使ったかどうかは断定できないが。

脚本から「ところで」と「そういえば」を根絶せねば。
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